1998-03-31 第142回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第7号
一つは「シマゲジ風雲録 放送と権力・40年」、島桂次前々会長の本で、「「皆さまのNHK」は政治家、官僚に蝕まれた伏魔殿である」、「NHKは「郵政省渋谷出張所」である」、「政治家は総会屋みたいなものだ」と帯封に書いてあるんですけれども、これはなかなかの内容です。島さんは、「知人におだてられるうち、本来「墓場まで持っていく」つもりだったことも、だいぶ書いてしまった」、こう言っているんですね。
一つは「シマゲジ風雲録 放送と権力・40年」、島桂次前々会長の本で、「「皆さまのNHK」は政治家、官僚に蝕まれた伏魔殿である」、「NHKは「郵政省渋谷出張所」である」、「政治家は総会屋みたいなものだ」と帯封に書いてあるんですけれども、これはなかなかの内容です。島さんは、「知人におだてられるうち、本来「墓場まで持っていく」つもりだったことも、だいぶ書いてしまった」、こう言っているんですね。
その点で、最近、NHKの前会長の島桂次氏が「シマゲジ風雲録」という本を出版されました。多分御案内だと思いますけれども、こういう本であります。これを読んでみますと、佐藤栄作氏やあるいは田中角栄氏など歴代総理の名前が次々と出てまいります。その中には、経営委員や会長などのNHKの重要な大事に時の政府の実力者から呼び出されたとかあるいは電話があったとか、番組内容への介入もこの中に出てくるわけですね。
八九年四月、池田氏は九カ月で辞任、会長は島桂次氏となります。NHKは、この一連の時代、放送局から情報産業への転身を図ったのです。メディアミックス企業は急増、何と、みずから「ユナイテッド・ステーツ・オブ・NHK」とうたいとげたのです。NHK内では文化という言葉が情報という言葉に取りかえられました。番組への政治介入が強まり、組合運動経験者への弾圧も露骨に行われました。
加えて、この予算執行の時期は、島桂次前会長のもとでNHKの巨大化、商業化という批判が強まり、民放と対立を深めるなど多くの問題をはらんだ時期でした。 さらに、島前会長の進めた国際化やNHK内部の合理化路線に対して、NHK内外から多くの批判がなされたことも想起する必要があります。
NHKの昭和六十三年度業務報告によりますと、池田芳蔵氏は七月三日会長に任命され、島桂次氏は七月十八日副会長に任命されたとなっています。形式的にはそうであります。ところが、事実はそうではない。まさに磯田一郎氏が言っているように、この池田氏の会長選任については、「学生時代から彼をよく知っている、池田君には仕事はすべて島民以下に任せて上に乗っていればよいと言って来てもらったんだ」。
これはもう私も承知しておりますけれども、やはり適切な時期を選んで、その実施をする、そういうことをしないと、何か島会長になってから強権的な人事じゃないかとか、島桂次会長の組織改革がこれからいろいろと行われるけれども、これは島ペレストロイカであるとか、いろいろなことを言ってくるんですね。
局長 白井 太君 郵政省電気通信 局長 森本 哲夫君 郵政省放送行政 局長 桑野扶美雄君 委員外の出席者 会計検査院事務 総局第五局長 山本 正君 参 考 人 (日本放送協会 会長) 島 桂次君
○参考人(島桂次君) 全くその話はございません。
○参考人(島桂次君) はい。
郵 政 大 臣 関谷 勝嗣君 出席政府委員 郵政省通信政策 局長 白井 太君 郵政省電気通信 局長 森本 哲夫君 郵政省放送行政 局長 桑野扶美雄君 委員外の出席者 参 考 人 (日本放送協会 会長) 島 桂次君
日本放送協会会長島桂次君。
○参考人(島桂次君) 基準というものは、もちろん放送番組の多様性、いろいろのケース、一時間番組もあれば十時間番組もあります、極端に言いますと。そういうケースごとにその番組それぞれの中で何が一番公正かということを考えているわけでございます。
○参考人(島桂次君) こういう国会の重要な場所でそういう及川先生の御指摘を受けること自体がNHK会長として甚だ申しわけなく思っております。これからはこういう誤解をいささかも生まないような形で対処したいというふうに考えております。
○参考人(島桂次君) ですから私は、この「諸君!」という雑誌の一月号に出た問題につきましては、これは簡単に見過ごせないということで、この記事に対しては「諸君!」の編集長あてに厳重な抗議を広報室長を通じてやらせているわけでございます。
○参考人(島桂次君) この「諸君!」の記者とインタビューした覚えも私はございませんし、したがってこの事実はないということを私は抗議を申し上げているわけでございます、相手側に対して。
深谷 隆司君 出席政府委員 郵政政務次官 川崎 二郎君 郵政大臣官房長 白井 太君 郵政省通信政策 局長 中村 泰三君 郵政省放送行政 局長 大瀧 泰郎君 委員外の出席者 参 考 人 (日本放送協会 会長) 島 桂次君
郵政大臣官房長 白井 太君 郵政大臣官房経 理部長 木下 昌浩君 郵政省通信政策 局長 中村 泰三君 郵政省放送行政 局長 大瀧 泰郎君 委員外の出席者 参 考 人 (日本放送協会 会長) 島 桂次君
日本放送協会会長島桂次君。
○参考人(島桂次君) 六十一年度決算につきまして、先生のおっしゃるとおりいろいろ我々としては精いっぱいやってきたわけでございますけれども、これから先もまだまだこの六十一年度の私たちの仕事の進め方についても改良、改善すべき余地が十分あるんじゃないかということを考えておりますので、それをこれから以降の問題につなげて一生懸命やっていきたい、こう考えておるところであります。
○参考人(島桂次君) 先生の御趣旨まことにごもっともでございますので、今後我々の仕事の進め方の中でぜひ生かしたいと思っております。
○参考人(島桂次君) なかなか忙しいので、そうたくさん行けませんけれども、大体十カ所ばかり参っております。
○参考人(島桂次君) ただいまのお話、よくわかる面もございますので、検討したいと思います。
中村 泰三君 郵政省放送行政 局長 成川 富彦君 委員外の出席者 文部省生涯学習 局学習情報課長 飛田 眞澄君 参 考 人 (日本放送協会 会長) 池田 芳蔵君 参 考 人 (日本放送協会 副会長) 島 桂次君
会計検査院事務 総局第五局長 三原 英孝君 会計検査院事務 総局第五局郵政 検査課長 水町 太郎君 参 考 人 (日本放送協会 会長) 池田 芳藏君 参 考 人 (日本放送協会 副会長) 島 桂次君
このつぶされた中に、大下英治さんが今の島桂次専務にいろいろと話を聞いてみたところ、あれは当時の会長、副会長に言われておれがあの報道はつぶしたんだ——事実かどうかわかりませんよ。
それで、私がちょっと疑問に思いましたのは、島桂次専務理事さんなんですが、東京国際研究クラブというのの理事になっておられます。これは昨年九月三十日に設立された財団法人でありますけれども、どうもこの団体は、この東京国際研究クラブというのは、活動内容などからいって放送法三十条の精神に合わないんじゃないか、それに抵触するんじゃないかという疑問を私は持っておるのですが、この点はどう考えておられるでしょうか。
それで、この問題は御存じの方もいらっしゃると思いますけれども、外環道路の三鷹の反対同盟の会長をおやりになっている方は相原桂次さんと言われまして、いま七十三歳。元参議院の内閣調査室長――参議院の専門委員だったんですけれどもね。この方が運動を十七年おやりになった。